ジャック・ラッセル・テリアの遺伝性消化管ポリポーシス(獣医がん分子標的研究会に参加して)

先日、以前から参加させていただいている獣医がん分子標的研究会にも参加してまいりました。

今回は、ジャック・ラッセル・テリアでみられるポリポーシスという消化管の腫瘍について、その遺伝的背景に関するお話を伺い、大変勉強になりました。

この研究会は、大学の有志の先生方が「がんについて、分子レベルでの研究を皆で勉強していこう」と始められた会で、毎回非常に興味深いお話を聞くことができます。

内容はかなり専門的で、現在は大学関係者、特に分子生物学的な研究に携わっている先生方の参加が中心となっています。今のところ開業医の参加は多分私ぐらいですが臨床の現場にいる獣医師にとっても、こうした分子レベルの知識は今後ますます重要になっていくのではないかと思っています。

研究で明らかになっていることが、実際の診療や治療方針につながっていく。その橋渡しを考える意味でも、開業の先生方にもこうした研究会に参加していただけると、とても面白いのではないかと思います。

獣医学の世界では、犬種形成や繁殖背景の影響もあり、遺伝性疾患に遭遇する機会が少なくありません。だからこそ、遺伝子や分子レベルで病気を理解することは、臨床にも大きく役立つと感じています。

私自身も、これからもできるだけこの研究会に参加し、そこで得られた知識を日々の臨床に少しでも生かしていきたいと思います。